製品情報
トラブルシューティング(粉体)
- 粉塵火災・爆発
- 空気中に浮遊している粉塵に着火し、爆発すること。
※粉塵爆発・燃焼が発生する原因は「空気中に浮遊している粉体の爆発下限濃度と着火エネルギー」であり、一般に行われている粉体塗装のガン先端部は爆発下限濃度を上回っているので、着火条件が満たされれば爆発・燃焼を起こします。
ただ、粉体塗料の最小着火エネルギーは10~100mJで、溶剤型塗料の有機溶剤ガスの0.1mJ以下と比較すると、大幅に上回っているので、理論的には安全であるといえます。
現在販売されているガンの蓄積エネルギーは5mJ以下が一般的です。
ただし、被塗物のアース不良等により、静電気が蓄積し、発火する可能性はあります。”
- チェック項目
- 要因・対処方法
- ガンと被塗物の距離が異常接近していませんか。
- 適正なガン距離に調整してください。一般的な基準値は150~200mmです。
- アースが十分に取られていますか。
- 被塗物、ブース、ハンバーなどは十分にアースを取ってください。
- 着火源になるような物品を、塗装中にブースに持ち込んでいませんか。
- 着火源を持ち込まないでください。
- 回収装置の風量が低下していませんか。
- 回収装置の点検および修理を行ってください。