製品情報
トラブルシューティング(溶剤形)
- 流れ・タレ
- 塗装直後、または乾燥中に塗膜が流れることをいいます。
- チェック項目
- 要因・対処方法
- 一度に厚塗りをしていませんか。
- 規定膜厚に調整してください。
厚塗りが必要な場合は、塗装間隔をあけ、塗り重ねてください。
- 吐出量が多過ぎませんか。
- 吐出量を調整してください。
- 希釈シンナーに蒸発の遅いものを使っていませんか。
- 適正なシンナーを使用してください。
- 塗料粘度が低くありませんか。
- 適正な粘度に調整してください。
- 塗料粘度が高いか、塗膜の指触乾燥が早く肌荒れを起こし、そのために厚塗りになっていません。
- 適正な粘度に調整してください。
適正なシンナーを使用してください。
規定膜厚に調整してください。
- 希釈シンナーの溶解力が悪くはありませんか。
- 溶解力のよいシンナーを使用してください。
- 微粒化が悪くありませんか。
- 塗装機、塗料の仕様を十分に確認して、塗装条件を再設定してください。
適正なシンナ―を使用してください。
- ブース内の風速は早くありませんか。
- パターンに乱れを起こしやすく、膜厚分布に差が生じるので風速を調整してください。
- ブース内の温度は低くありませんか。
- 冬場の早朝、夕方の気温の低いときに注意してください。
蒸発の早いシンナーを使用してください。
エアコンディショニングをしてください。
- 部分的に不良となっていませんか。
- 吐出量の調整、吊り方、塗装機の配置などのバランスを調整してください。
- 被塗物のゆれが原因となっていませんか。
- ゆれを無くしてください。コンベアのノッキングなどを調整してください。
- ハンガーピッチのバランスはとれていますか。
- 特に端の部分が流れやすいので、適正なピッチを確保してください。
- セッティング時間は短くありませんか。
- 焼付け乾燥の場合、セッティング時間が短いと乾燥初期に流れることがあります。
蒸発の早いシンナーを使用してください。
塗装条件を再設定してください。(標準セッティング時間は約10分)
- セッティング室、乾燥室中の溶剤の濃度が高くありませんか。
- 排気を十分に行ってください。
溶剤ペーパー濃度や、湿度が高いと塗膜中の溶剤の蒸発が遅れ、流れの原因となります。
- 被塗物の形状が複雑ではありませんか。
- 凹凸部は特に注意してください。
塗装順序を検討し、必要があれは変更してください。
- コンベアスピードが早過ぎませんか。
- 吐出量が多く必要となるため、塗装条件を再設定してください。
- パターン幅は狭くなっていませんか。
- 適正なパターン幅で塗装してください。